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●川本町とエゴマ
川本エゴマの会
 
 平成14年に現在の「川本エゴマの会」の代表である竹下禎彦さんが、旅行先で訪れた岐阜県高山市の朝市でエゴマを見かけ、その効果と栽培のしやすさに魅力を感じ、自給自足で健康促進を行い、なおかつ遊休農地解消にも役立つと栽培に取り組み始めた。

 早速エゴマの種を購入し、約10uの畑に播種し約200グラムを収穫。平成15年に『第4回全国エゴマサミットin広島』に参加し、エゴマの素晴らしさを再認識し、地元の農家23戸が約0.7haで栽培を始め、約0.4tの収穫があった。

 平成16年に生産者組織「川本エゴマの会」を設立し、会員以外も含めて約60名が約1.5haで栽培し、約0.8tの収穫があった。収穫したものはほとんど自家用で、搾油する場合には町外にお願いしていたのだが、自分達で搾油できる様にと島根県の助成を受け、平成17年4月に竹下さんの自宅横に搾油所を開設した。

 現在では、個人のみならず町内の企業も参入するなど大きくその輪を広げており、町内の小学校でも栽培し、エゴマを通して、地域交流や農業体験などにもつながっている。
 
エゴマについて
 

 エゴマは、インド・中国南部・東南アジア原産のシソ科の植物である。日本では、縄文時代の遺跡から種やパン状に加工したものが出土している。

歴史
  ・江戸時代までは食用・灯火等として重視されていた。
  ・エゴマ油は乾性なので、紙などに塗布し、油紙・提灯・雨傘・合羽等として使用されていた。
  ・明治時代になると、ナタネ・ゴマ・ピーナッツ等が輸入され、栽培が衰退し激減していく。
栽培地
  ・岩手県や福島県など東北地方、中部・関東地方などで主に栽培されていた。
  ・現在では福島県の自給運動をきっかけに、各地で栽培されるようになる。
食べ方
  葉、種、油が利用され、捨てるところが無い。
  ・葉−焼肉を巻いて食べる、キムチ、塩漬け、サラダ等
  ・種−クッキー、もち、バラ寿司、パウダー等
  ・油−ドレッシング、汁物、タレ、炒めもの等
油の特徴
  抗酸化作用・抗アレルギー作用を持つ“α−リノレン酸”を多く含んでいる。
  余分な油を分解し、体に脂肪をたまりにくくする働きがある。人間の体内で合成することが出来ず、食品から摂取しなければならい必須脂肪酸のひとつ。
  体内に吸収されると、EPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)という良質な脂肪酸に変わる。

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